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英単語帳いろいろ

多くの高校生が使っている英単語帳の上位3つ


  1. 英単語ターゲット1900(旺文社)

  2. システム英単語(シス単)(駿台文庫)

  3. 速読英単語 必修編(Z会)



3冊とも「受験英単語帳」ですが、構成や覚え方のスタイルがかなり違います。

おおまかに


  1. ターゲット=頻度順の単語帳

  2. シス単=フレーズ重視の単語帳

  3. 速単=長文で覚える単語帳


です。



1. ターゲット1900の特徴


  • 大学入試の頻出単語1900語を、頻度順に並べた単語帳。

  • 「一語一義」が基本で、試験で最も狙われやすい意味を1つに絞って覚えやすく。

  • 3つのパート(800語+700語+400語)に分かれ、共通テスト~難関大まで段階的にカバー。

  • シンプルで見やすい紙面で、「とにかく何周も回して暗記したい」人向き。


2. システム英単語(シス単)の特徴


  • 約2000語+多義語を、レベル・頻度別のStage1~4と多義語Stage5に分けて収録。

  • 最大の特徴は「ミニマルフレーズ」で、例文の代わりに2~5語の短いフレーズで使い方がわかる構成。

  • フレーズ内で前置詞・語法・コロケーションも一緒に覚えられるので、「単語だけでなく使い方をしっかり覚えたい」人向け。

  • 共通テスト~MARCH・国公立~早慶・東大レベルまでを1冊で狙える設計。


3. 速読英単語 必修編の特徴


  • 英単語帳というより、「入試レベルの長文集+そこに出てくる重要単語集」という形。

  • 各ユニットが【長文+単語リスト+和訳など】で構成され、長文を読みながら語彙を増やせる。

  • 読解速度や背景知識をつけつつ、頻出語を身につけたい人向け。

  • ターゲットやシス単ほど暗記効率特化型ではないが、無闇な「暗記」ではなく英文のストーリーで覚えることができる。


どう選べばいいの?


「まず単語を一気に固めたい」→ ターゲット1900 or シス単(好みで)  

「文法・語法も含めてフレーズで覚えたい」→ システム英単語  

「長文を読みながら単語も増やしたい」→ 速読英単語 



『東大英単語熟語 鉄壁』


さて、これらの単語帳をやり終えたら、鉄緑会『東大英単語熟語 鉄壁』を手に取っても良いでしょう。


鉄緑会『東大英単語熟語 鉄壁』は、「東大・最難関大レベルまでを一冊で網羅しつつ、体系的に“英語力そのもの”を鍛える」というコンセプトの高難度単語帳です。


鉄壁の主なコンセプト


  • 東大など難関大で「本当に出る語彙」を、熟語・語源・コロケーションまで含めて徹底的に押さえる設計。

  • 目先の効率よりも、学問としての英語の体系理解を重視し、「必要だと思うことは全部載せる」という鉄緑会的思想が背景にあるとされます。

  • 単語だけでなく、例文・派生語・語源・類義語・対義語などをまとめて覚え、「辞書兼参考書」としても使えるような情報量を持つことが特徴と評判です。


単語数・レベル


  • 見出し語はおよそ3,100語前後で、そこに派生語・熟語などが多数付随します。

  • 到達レベルは、MARCH~早慶・難関国公立(特に東大レベル)を想定した上級者向けで、「偏差値がある程度高く、難関大を目指す受験生」に推奨されます。

  • 習得度を3段階(5割・8割・チェックテスト8割など)で自己評価できる仕組みになっており、仕上がればかなり高い語彙力が身につくと言われています。


並び方・構成


  • レベル順ではなく「テーマ別構成」で、意味・分野ごとに単語が並ぶのが大きな特徴です。

  • セクション例:重要度・特徴・構造・時間・金・経済・政治・医学・自然・多義語・熟語・難単語など、50セクションほどに分かれています。

  • 関連語をまとめて覚えられる一方で、テーマ別ゆえに「記憶の干渉が起きやすい」「レベルが混ざるので基礎から段階的に積む用途には不向き」とも言われます。


向いているタイプ  

  • すでに基礎~標準レベルの単語帳を1冊やり切っている人。

  • 東大・医学部・早慶など、最難関を視野に入れている人。

  • 情報量が多くても苦にならず、「体系的にガッツリやりたい」人。


主な特徴  

  • 情報量が非常に豊富(語源・派生語・類義語・例文・イラストなど)。

  • テーマ別で「思考・認識」「政治」「医学」など、長文で頻出の抽象語や分野別語彙をまとめて習得できる。

  • 覚えにくい単語にはイラストが付いており、視覚的な記憶も狙っている。

  • 情報過多になりがちなので、「まずは赤字・太字だけ」「チェックテストを併用」など取捨選択が推奨されています。


他の単語帳との主な違い


代表的な4冊の違いを簡単に整理します。


項目

鉄壁

ターゲット

1900

システム英単語

速読英単語

必修編 

主なコンセプト

東大レベルまでを網羅し、語源・熟語・分野別語彙まで徹底

頻出単語1900語を一語一義で効率暗記

レベル順+ミニマルフレーズで使い方ごと暗記

入試レベル長文を読みながら単語を覚える

単語数

約3,100語

約1900語

約2000語

+多義語

必修レベル単語+長文中心

(長文30前後)

レベル 

東大・最難関向け上級

共通テスト~難関大レベル

共通テスト~最難関大レベル

共通テスト~中堅~難関大の土台

並び方

テーマ別

意味分野別

出題頻度順

レベル順

頻度順

テーマ別長文ごとに掲載

向いている

タイプ

別の1冊目が終了している人。

偏差値が高めで最難関志望、体系重視の人

単語だけをサクサク回して覚えたい人

単語の「使い方」まで一冊で覚えたい人

読解力を付けながら単語力も身につけたい人



鉄壁と3冊の違い


『ターゲット1900』『システム英単語』  

  •   どちらも「頻出度・レベル順」に並んでおり、1番から順に進めれば共通テスト~難関大レベルまで段階的に到達しやすい「王道」単語帳です。

  •   情報量や構造は比較的シンプルで、「最初の1冊」として9割以上の受験生に薦められることが多いのに対し、鉄壁は「2冊目・上級者向け」という位置づけが強いです。


『速読英単語 必修編』  

  • 単語帳というより「長文読解用の参考書+単語帳」で、レベル順に並んでいない点が指摘されています。

  • 鉄壁は単語・熟語を中心に体系的に整理するのに対し、速読英単語は文脈の中で覚えることを重視するため、「目的」と「学習スタイル」が大きく異なります。


鉄壁ならではのポイント  

難関大レベルの抽象語・分野別語彙・語源・熟語・多義語を「これでもか」というほど詰め込んだ“一冊完結型の上級単語帳”である点が、他の3冊との最大の違いです。


もし「最初の一冊」を選ぶなら、一般的にはターゲットかシステム英単語、あるいは速読英単語(読解重視)のいずれかを先にやり切り、そのあとに鉄壁で抜けや上級語を補強する、という使い方がよく勧められています。














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