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暗記に頼らない単語の覚え方

暗記はコスト


英単語を覚えるときに、単語帳で必死に暗記しようとしていませんか?


学校の単語テストの直前に無理やり覚えても、次の日には忘れていることも多いと思います。

ましてや、1つの英単語に複数の異なる意味がある場合、暗記だと脳にかかる負担は大きくなります。


例えば、bar という英単語。

辞書で調べると


  1. 酒場、バー

  2. 売り場、カウンター

  3. かんぬき、横棒

  4. 法廷、弁護士

  5. 固形物


など、一見すると何の関連があるのか不明なバラバラの意味が出てきます。


「単語は暗記だ」と思い込んでいる人は、barの意味を時間をかけて覚えます。

おそらく次の日には半分も覚えていません。



単語には、人と同じように各自の生い立ちや物語がある


barという単語の元の意味・語源は「(厚みのある)横木」です。

「(厚みのある)横木」をイメージしてみてください。

そのイメージを様々なものに広げてみましょう。


  1. 「酒場」の意味になるのは、「(厚みのある)横木」で「客と酒を出す側を隔てる仕切り」 の役割を果たすから。

  2. 「売り場、カウンター」も同様に、「客と店員側を隔てる仕切り」の役目。

  3. 「かんぬき」は「(厚みのある)横木」でドアの施錠をする。

  4. 「法廷」は傍聴人と裁判官・弁護士などの間に「立ち入りを制限する横木」を置いていたことから。また、その内側で働く「弁護士」の意味に拡大。

  5. 「固形物」はチョコレートバーのような、横棒の形をしたものを表す。


このように、全ての意味が「(厚みのある)横木」が持つイメージを膨らませたものです。


「(厚みのある)横木」のある場面は世の中にたくさんありそうですが、「酒場」や「法廷」のように特定の場面で使われるようになっていきました。


本来の意味から、その単語が表す意味の守備範囲が拡大しているのです。


behind bars を直訳すると「棒の後ろ側」になります。

bars が複数形になっていることに注目すると、棒は1本ではありません。

棒が何本もあり、その後ろにいる状況を想像すると、その場から移動できなそうです。

behind barsは「格子の後ろ側」→「獄中で」(in prison) の意味になります。


ここまで読み進めた人は、もうbarの意味が記憶に残ったのではないでしょうか。

覚えようとしたつもりはないのに記憶に残る。

翌日に少し忘れても、barが持つストーリーを思い出すことができるはずです。


暗記だけの人は、忘れたら簡単に思い出せません。

忘れたら暗記しなおす必要がありますが、それでも再度忘れるリスクが高いままです。


暗記に費やす時間と、少し考える時間は、そんなに変わりません。

少し考えるクセをつければ、忘れにくくなったり、忘れても思い出しやすくなったりします。

記憶を定着させる時間と労力とコストが圧倒的に少ないのが、「考える学習」です。



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