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分詞構文とは?おさえておきたい基本ルール

英文を読んでいると、文の最初や途中に「~ing」や「~ed」で始まるフレーズが出てきて、「これって何?」と戸惑ったことはありませんか。それはおそらく分詞構文です。分詞構文は長文にもよく登場し、意味を素早く把握する力が求められます。ここでは、分詞構文の仕組みを基礎からわかりやすく整理していきます。


1. 分詞構文とは何か


分詞構文とは、接続詞(when, because, if, and など)を使った文を、分詞(-ing形 / -ed形)を使って簡潔に書き換えたものです。書き言葉やニュース英語でよく使われ、文をコンパクトに、そしてスマートに見せる効果があります。


例えば、次の2つの文を比べてみましょう。


  • 接続詞を使った文 

When she saw the news, she was very surprised. 

(そのニュースを見たとき、彼女はとても驚いた。)


  • 分詞構文にした文 

Seeing the news, she was very surprised. 

(そのニュースを見て、彼女はとても驚いた。)


上の例では、 “When she saw” の部分が  “Seeing” という分詞だけの形に変わっています。主語(she)と接続詞(When)が省略され、動詞が分詞になっているのがポイントです。


2. 分詞構文の作り方(基本ステップ)


分詞構文は、次の3つのステップで作ることができます。


  1. 接続詞を消す

  2. 主節と主語が同じであれば、従属節の主語を消す

  3. 動詞を分詞(-ing形)に変える


例で確認してみよう

Because he was tired, he went to bed early. 

(彼は疲れていたので、早く寝た。)

① 接続詞 Because を消す 


② 主語 he は主節と同じなので消す 


③ was を being に変える  → 通常はさらに being を省略できる

→ (Being) tired, he went to bed early. 

→ 一般的には Being を省略して Tired, he went to bed early. とすることが多いです。


このように、be動詞の分詞形  “being” は省略されることが非常に多い、という点は覚えておきましょう。


3. 分詞構文が表す意味のパターン


分詞構文自体には「~して」というニュアンスしかなく、実際にどんな意味(時・理由・付帯状況など)になるかは文脈から判断します。英検2級ではこの読み取りが問われます。代表的なパターンを見ていきましょう。


① 時(~のとき、~しながら)

Walking along the street, I met an old friend. 

(通りを歩いているときに、旧友に会った。)

 = While I was walking along the street, …


② 理由(~なので)

Feeling sick, she left the party early. 

(気分が悪かったので、彼女はパーティーを早く後にした。) 

= Because she felt sick, …


③ 付帯状況(~しながら、そして~する)

She sat on the sofa, watching TV. 

(彼女はソファに座って、テレビを見ていた。)

 = She sat on the sofa and watched TV.

この「付帯状況」は、主節の後ろに分詞構文が続くパターンでよく使われ、「同時に起きていること」を表します。


④ 条件(もし~すれば)

Turning left at the corner, you will find the station. 

(その角を左に曲がれば、駅が見つかります。)

 = If you turn left at the corner, …


⑤ 譲歩(~だけれども)

Living next door, I rarely see him. 

(隣に住んでいるけれど、めったに彼を見かけない。)

 = Although I live next door, …


4. 押さえておきたい応用パターン


否定の分詞構文

否定文を分詞構文にするときは、Not / Never を分詞の直前に置きます。


Not knowing what to say, she stayed silent. 

(何を言えばいいかわからず、彼女は黙っていた。)

 = Because she did not know what to say, …


完了形の分詞構文(Having + 過去分詞)

主節よりも前に起きたことを表すときは、〈 Having + 過去分詞〉 を使います。


Having finished his homework, he went out to play. 

(宿題を終えたので、彼は遊びに出かけた。) 

= After he had finished his homework, ...


時制のズレ(先に起きたこと)を表すのがポイントです。単なる  “Finishing his homework” にすると、「宿題を終えるのと遊びに行くのがほぼ同時」というニュアンスになってしまいます。


受け身の分詞構文(過去分詞から始まる形)

主語が「~される」側のときは、過去分詞(p.p.)から文が始まります。


Written in simple English, this book is easy to read. 

(やさしい英語で書かれているので、この本は読みやすい。) 

= Because it is written in simple English, ...


これは  “Being written” の Being が省略された形と考えるとわかりやすいです。


独立分詞構文(主語が異なる場合)

分詞構文の主語と主節の主語が異なる場合は、分詞の前に主語を残す必要があります。


It being sunny, we decided to go on a picnic. 

(天気が良かったので、私たちはピクニックに行くことにした。)


主節の主語は we ですが、天気が良かったのは it(天候)なので、分詞の前に it を残しています。


5. 読解でつまずかないための3つのコツ


  1. -ing / p.p. で文が始まっていたら「分詞構文かも」と疑う 接続詞がなく、いきなり動詞のing形やed形で文が始まっていたら要注意です。

  2. 意味は「時・理由・付帯状況・条件・譲歩」のどれかを文脈で判断する 分詞構文自体には接続詞の意味が含まれていないので、前後の内容から自然な訳を考えましょう。

  3. Having + p.p. は「時制のズレ」のサイン 通常の分詞(-ing)よりも前に起きた出来事だとわかるようにしておきましょう。


まとめ

分詞構文は、接続詞を使った文をコンパクトにまとめるための表現方法です。作り方の基本(接続詞を消す→主語を消す→動詞を分詞にする)を押さえたうえで、否定形・完了形・受け身・独立分詞構文といった応用パターンにも慣れておくと、長文読解がぐっとスムーズになります。最初は文中で “-ing” や過去分詞を見つけたら立ち止まって考える習慣をつけ、少しずつ自然に意味を読み取れるようにしていきましょう。




 
 
 

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