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単語の「ストーリー」(2) table

1. 語源から広がるtableの「ストーリー」名詞編

 tableは「テーブル」です。語源は “a flat board”「平らな板」です。先ほどのboardが出てきました。ということは、この「平らな板」の使い道が広がっていくことが予想できますね。


 「テーブル」の意味で使うのは、 “a raised board at which people may sit”「人が座るように持ち上げられた板」です。板に脚をつけてテーブルにしているわけです。これはわかりやすいです。


 He booked a table for dinner at eight.

 「彼は8時に夕食の席を予約した」


 「テーブル」があると人が椅子を持ってきて座ります。そこから、 “a company of people at a table”「テーブルについている人たち」を表すようになります。テーブルそのものではなく、「テーブルを囲む人々」に意味に拡大しています。


 Some tables are singing.

 「テーブル席で歌っている人たちがいる」


 ここからさらにtableのストーリーが飛躍していきます。

 “a list of facts or numbers arranged in a special order, usually in rows and columns”(Oxford Advanced Learner’s Dictionary)「行や列で特別に整理した事実や数字のリスト」を表すようになり、「表、一覧表」の意味になります。


 See Table 4 on page 25.

 「25ページの表4をご覧ください」



2. 語源から広がるtableの「ストーリー」動詞編

 tableには動詞があります。イギリス英語とアメリカ英語で異なるので注意が必要です。

 イギリス英語では、 “to present something formally for discussion”「正式に議論のために何かを提示する」から、「審議する、会議で話し合う」になります。


 「板」→「机」→「会議机にのせる」→「審議する」


 They tabled a question in the meeting.

 「彼らは会議で問題を審議した」


 これに対してアメリカ英語では、 “to leave an idea, a proposal, etc. to be discussed at a later date”「考えや提案などを後日審議するために放置する」から、「棚上げする、延期する」になります。


 「板」→「机」→「会議机にのせたままにする」→「延期する」


 They tabled the proposal until the next meeting.

 「その提案の審議を次の会議まで延期した」


 というわけで、イギリス英語とアメリカ英語では意味が逆になるのです。

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